ジャパン フォーカス:食品価格の高騰、OSKの紅茶、Thai Unionのシーフードスナック

Japan Focus
Japan Focus (Image: Getty/Wirestock)

今月のJapan Focusでは、今年さらに激化すると見込まれる食品価格の高騰、OSKの成長計画、Thai Unionの日本風シーフードスナックなどについて探ります

中東情勢を背景に、日本の価格高騰で最も打撃を受けるのは加工食品

2026年、日本の食品価格の高騰はさらに激化すると予想されており、「中東情勢」が追い打ちをかける形で、加工食品の価格上昇幅が最も大きくなると見込まれている。

帝国データバンクが2026年7月に実施した調査のデータによると、インスタントラーメン、缶詰、冷凍食品などを含む5,780品目の加工食品で価格上昇が確認された。

調査担当者らは、「中東情勢の悪化」により原油やナフサの価格が上昇したことを受け、今年末にかけて食品価格の上昇が続くと予測している。

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OSK、米国と中東市場を視野にカフェインフリーのお茶を発売

株式会社 小谷穀粉の主力お茶ブランドであるOSKは、グローバルな事業基盤の強化を 図る中、健康志向やカフェインフリーの飲料に対する需要の高まりを取り込むべく、製品 ラインナップを拡充している。

同社は、妊婦や授乳中の女性をはじめとする特定の消費者層における健康への配慮や、睡眠障害などの影響を避けるためにカフェイン摂取を制限したいと考える消費者などにより、カフェインフリーのお茶への需要が高まっていると指摘した。

今回発売されたトウモロコシと黒大豆のお茶は、こうしたニーズに応えるとともに、日本の風味に対する世界的な関心を活かした製品となっている。

Thai Union、スナックブランド「MONORI」でタンパク質・ホールフードのトレンドを牽引

水産大手Thai Unionのスナックブランド「MONORI」は、伝統的な日本の味付けを特徴とし、日本風の揚げ方や焼き方を採用している。

また、「MONORI」のスナックシリーズは、タンパク質、ホールフード、利便性といったメガトレンドにも応えている。

同社の主力スナックブランドは現在「MONORI」であり、このブランドは当初、同社の広範なサステナビリティプログラムの一環として、他の事業で発生する水産廃棄物を活用する手段として立ち上げられたものである。

世界のライフスタイルの変化がもたらす5つの食品トレンド

世界中のライフスタイルのニーズによって牽引される5つの食品トレンドを探るこのメガトレンド特集では、日本の製品も取り上げています。

例えば、日本の有限会社 はなのみは、不規則な食生活を送る多忙な消費者向けに、伝統的な発酵米飲料「甘酒」を便利なゼリースティックにアレンジした「甘酒ゼリースティック (サクラみそ食品株式会社製造)」を販売。

一方、三共食品株式会社はメンタルヘルスをサポートするGABA配合の発芽玄米を販売しており、老舗企業の日本緑茶センターは、本格的なお茶の味わいと、NASAのミッション中に宇宙で開花したサクラティーという心温まるストーリーを武器に、長年にわたり米国 市場をターゲットにしている。

最もスマートなフードマーケティングが「すべてがうまくいかない時」に始まる理由

チョコレートの盗難からモノクロのパッケージに至るまで、食品業界で最も効果的な マーケティングキャンペーンのいくつかは、クリエイティブブリーフではなく、業務上の 問題から生まれたものである。

中東の緊張が高まり、石油化学製品のサプライチェーンが混乱する中、カルビーは予期せぬパッケージング上の課題に直面した。

印刷資材の供給をめぐる不確実性により、同社はいくつかのスナック製品のパッケージを簡素化せざるを得なくなり、生産を維持しつつ資源を節約するため、お馴染みのカラフルなデザインをモノクロ版に置き換えた。